格安航空券を安く手に入れたいなら、日程が決まった時点で予約し、航空会社の公式サイトと旅行会社の値段を見比べてから買うのがいちばんの近道です。
この記事では、国内線の飛行機代を抑えたい人に向けて、購入先ごとの違い、すぐに試せる7つのコツ、予約前に確認しておきたい注意点を紹介します。
運賃の名称や条件は、2026年11月時点のJAL・ANA・Peach・格安航空券センターの各公式サイトの情報をもとにしています。
格安航空券の主な購入先と違い
格安航空券を探せる場所は、大きく分けて航空会社の公式サイト、旅行会社、比較サイトの3つです。
同じ便でも、どこで買うかによって値段や変更の条件が変わります。
| 購入先 | 扱う航空券 | 向いている人 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| 航空会社の公式サイト | その航空会社の便だけ | セールや年齢割引を狙う人 マイルを貯めている人 | 他社と比べるには各社のサイトを回る必要がある |
| 旅行会社 | 複数の航空会社の便 | 何社かまとめて比べたい人 電話で相談したい人 | 取扱料金がかかる場合がある 取消のルールは会社ごとに違う |
| 比較サイト | 予約は表示された販売元で行う | まず相場をつかみたい人 | 契約相手は比較サイトではなく販売元 |
航空会社の公式サイト
JALやANA、Peachなどの公式サイトでは、その会社が出している運賃をすべて直接予約できます。
JALの国内線は「フレックス」「セイバー」「スペシャルセイバー」の3つが基本で、いちばん安いスペシャルセイバーは搭乗日の28日前までの予約が対象です。
ANAは2026年5月19日搭乗分から運賃を見直し、「フレックス」「スタンダード」「シンプル」「セール」などの区分になりました。
ネット上の古い記事に出てくる「ANA SUPER VALUE」「ANA VALUE」は現在の運賃一覧に載っていないので、調べるときは新しい名称で探してください。
乗る航空会社がほぼ決まっている人や、セールの販売開始に合わせて買いたい人は、公式サイトを使うのが確実です。
格安航空券を扱う旅行会社
旅行会社は複数の航空会社の航空券を扱っているので、1回の検索で各社の値段を並べて見られます。
国内線に絞った旅行会社の一例が、スカイ・シー株式会社が運営する格安航空券モールです。
JAL・スカイマーク・フジドリームエアラインズ・Peach・トキエアの5社を扱っており、日本国内78空港の発着便を往復でも片道でも予約できます。
| 運営会社 | スカイ・シー株式会社 (東京都知事登録旅行業第3種6408号) |
|---|---|
| 取扱航空会社 | JAL、スカイマーク、フジドリームエアラインズ、Peach、トキエア |
| 対象路線 | 国内線(国内78空港の発着便) |
| 割引率 | 最大約88%割引の航空券あり |
| 当日予約 | 対応(最短で出発3時間前まで) |
| 支払い方法 | クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ペイジー、Amazon Pay |
| キャンセル | 入金前は無料 入金後は航空会社と券種によって異なる |
| 受付時間 | Web予約は24時間 電話は9:00~18:00 |
| 運賃以外の費用 | 旅客施設使用料(PFC)、取扱料金など |
公式サイトでは最短3時間前の当日予約に対応しているとしつつ、入金確認のため当日便の受付は午前中のみとも案内しています。
当日に飛行機が必要になったときは、なるべく早い時間に申し込むか、電話で空席を確認しておくと確実です。
検索結果は「変更可/不可」で並べ替えられるので、予定がまだ動きそうな出張などでは、変更できる航空券だけを表示して選ぶと迷いません。
航空券の比較サイト
スカイスキャナーやトラベルコなどの比較サイトは、いくつもの予約サイトの料金を一覧で見せてくれるサービスです。
比較サイトが航空券を直接売っているわけではなく、申し込みと支払いは表示された航空会社や旅行会社のサイトで行います。
キャンセルや払い戻しの窓口は実際に購入した販売元なので、決済の前に販売元の会社名と取消のルールを見ておくと、あとで困りません。
格安航空券を安く買う7つのコツ
1. 早めに予約して割引運賃を押さえる
国内線の割引運賃は、搭乗日から離れた時期に予約するほど安い区分が残っています。
JALのスペシャルセイバーのように、28日前までに予約しないと買えない運賃もあります。
安い席の数は限られていて、連休や年末年始の便は早めに埋まるため、旅行の日程が決まったらその日のうちに値段を調べておきたいところです。
2. LCCも候補に入れる
Peachなどの格安航空会社(LCC)は、座席指定や預け荷物を有料のオプションにすることで運賃を下げています。
荷物の少ない1泊2日の旅行なら、大手航空会社より支払い総額が安くなるケースが多くあります。
ただ、LCCは成田空港や関西国際空港の発着便が多いので、空港までの電車代や移動時間も含めて比べてください。
3. 平日や昼の便を選ぶ
出張の利用が多い朝夕の便や、旅行客の集まる金曜・土日は運賃が上がりがちです。
日程を動かせるなら、週の半ばの昼前後の便を検索すると安い運賃が見つかりやすくなります。
4. 往復ではなく片道ずつ組み合わせる
行きと帰りを別々に探すと、行きはLCC、帰りは大手航空会社といった組み合わせで総額を下げられることがあります。
ANAの公式サイトでは、往復など複数の区間をまとめて予約するとき、違う種類の運賃は組み合わせられません。
片道ごとに別の予約にするか、複数の航空会社を扱う旅行会社で片道ずつ最安値を比べると、組み合わせの自由が広がります。
5. 年齢による割引を確認する
12歳から25歳までの人や65歳以上の人は、年齢割引が使えるかを確かめておくとお得です。
JALには満12歳以上25歳以下が対象の「スカイメイト」と、満65歳以上が対象の「当日シニア割引」があり、どちらも搭乗日当日にしか予約できません。
JALの場合、予約の前に公的書類で生年月日を登録しておく必要があります。
ANAにも「ユース」「シニア」の運賃があり、こちらも販売は搭乗日当日のみです。
当日の空席しだいで乗れるかどうかが決まるので、日にちに余裕がある旅行のほうが使いやすい割引です。
6. セールの情報をこまめに見る
航空会社は期間限定のセールを不定期に行っていて、ANAの運賃一覧にも「セール」が不定期販売の運賃として載っています。
各社のメールマガジンや公式SNSを登録しておくと、販売開始に気づきやすくなります。
LCCのセールは人気路線から売り切れていくので、行き先と日程の候補をあらかじめ決めておけば、発売直後にすぐ買えます。
7. 直前なら旅行会社の料金も見る
出発の前日や当日になると、航空会社の公式サイトでは割引運賃が売り切れていることがよくあります。
そんなときは、複数の航空会社をまとめて検索できる旅行会社で、その時点でいちばん安い便を探すのが早いです。
JALとスカイマーク、Peachなど、会社をまたいだ空席を1つの画面で見比べられるので、公式サイトを1社ずつ回る手間が省けます。
格安航空券とは?普通運賃との違い
格安航空券とは、通常の運賃より安く売られている航空券をまとめた呼び方です。
具体的には、次の3つを指すことが多いです。
- 航空会社が出している早割やセールなどの割引運賃
- LCCの運賃
- 旅行会社が販売している割安な航空券
安いぶん、予約変更ができない、取消手数料が高い、座席指定や預け荷物が有料といった制限がつくのが一般的です。
たとえばANAの「シンプル」は予約変更ができず、エコノミークラスで無料で預けられる荷物は23kgまでの1個です。
一方、当日まで予約でき、手数料なしで予約変更ができる「フレックス」では、23kgまでの荷物を2個まで預けられます。
値段を最優先するのか、予定の変更に備えるのかで、選ぶべき運賃は変わります。
格安航空券を予約する前の注意点
運賃のほかにかかる料金
画面に出ている運賃とは別に、旅客施設使用料(PFC)がかかる空港があります。
旅行会社で買う場合は、取扱料金が上乗せされることもあります。
LCCでは座席指定や預け荷物を追加すると、最初に見た金額から数千円上がることも珍しくありません。
購入先を比べるときは、表示された運賃ではなく、支払う総額で並べてください。
変更・キャンセルの条件
割引の大きい運賃ほど、予約変更ができなかったり、取消手数料が高く設定されていたりします。
JALのスカイメイトや当日シニア割引は購入後に予約を変えられず、取り消すと、いつ取り消しても手数料がかかります。
旅行会社で買う場合は、航空会社の手数料に加えて旅行会社独自の取消料がかかることもあるので、申し込む前にキャンセル料の一覧を読んでおきましょう。
購入期限と支払い方法
旅行会社の多くは、予約後の購入期限までに支払いがないと、その予約を自動で取り消します。
格安航空券センターでも購入期限を過ぎた予約は自動で取り消され、入金前ならキャンセル料はかかりません。
銀行振込は土日祝日に入金を確認できないため、金曜から日曜の19時までは振込の受付を止めることがあると案内されています。
出発当日の予約ではコンビニ決済とペイジー決済が選べず、セブン-イレブンでの支払いは搭乗日の5日前までに限られます。
週末や出発直前に申し込むなら、クレジットカードかAmazon Payで払うと手続きが早く終わります。
LCCの手荷物と座席
Peachの機内持ち込み手荷物は、2018年10月28日搭乗分から合計7kgまでに変わりました。
大手航空会社に乗るときの感覚で荷物を詰めると重量を超えてしまい、空港で追加料金を払うことになります。
預け荷物や座席指定の料金は運賃のプランによって違うので、予約画面で総額を確かめてから決済してください。
格安航空券のよくある質問
格安航空券はいつ買うのがいちばん安い?
何日前が最安と決まっているわけではありませんが、割引運賃は早く予約するほど条件のよいものが残っています。
JALのスペシャルセイバーのように28日前までの予約が条件の運賃もあるので、日程が決まったらすぐに調べ始めるのが基本です。
格安航空券は当日でも買える?
買えます。
JALのスカイメイトや当日シニア割引、ANAのユース・シニアは、搭乗日当日だけ販売される運賃です。
旅行会社では、格安航空券センターのように最短で出発3時間前まで受け付けているところもあります。
LCCと大手航空会社はどちらが安い?
運賃だけを比べればLCCのほうが安いことが多いです。
ただし預け荷物や座席指定を追加したり、空港までの交通費がかさんだりすると、大手航空会社の割引運賃と変わらなくなることもあります。
比較サイトと旅行会社は何が違う?
比較サイトは各予約サイトの料金を一覧にして見せるサービスで、航空券の販売や手配はしていないのが一般的です。
旅行会社は自社で航空券を販売するので、予約の確認や取消の手続きまで同じ会社で対応してもらえます。
格安航空券をキャンセルするといくらかかる?
運賃の種類と購入先によって変わります。
旅行会社では入金前なら無料のところもありますが、入金後は航空会社の取消手数料などがかかるので、購入前に各社のキャンセル料一覧を確認してください。
まとめ
格安航空券を安く買うポイントは、早めに予約すること、LCCや平日の便も候補に入れること、そして公式サイトと旅行会社の支払い総額を比べることの3つです。
直前の予約や、複数の航空会社をまとめて比べたいときは旅行会社の検索が役に立ちます。
変更・キャンセルの条件と、運賃以外にかかる料金まで確認してから予約してください。